ここで働くメリット
プライベートの時間が確保できる
看護師が検診センターで働くメリットについてみていきましょう。まず、検診センターには夜勤がないので日勤のみで働けるというメリットがあります。検診が行われるのは基本的に日中のみです。宿泊設備を持つ検診センターもありますが、病気を患って入院している病棟の患者とは違い健康な受診者が宿泊するため、看護師が夜間に常駐する必要はありません。そのため日勤のみの勤務が可能となり、さらに検診を受ける受診者の数はあらかじめ決まっているので残業がほとんどありません。
休日に関しても、検診センターの営業日があらかじめ決まっているというメリットがあります。基本的に日曜祝日は休みで、職場によっては土曜日出勤があります。そのため、暦通りの休日を手に入れることができます。友人と遊び行く予定などを立てやすく、プライベートを充実させることができます。急変時対応もないため、病院勤務のように突然休日がつぶれてしまう心配もないでしょう。子育て中で働ける時間が限られている看護師には特におすすめです。看護師は忙しい仕事のため子育てとの両立は難しいというイメージがありますが、検診センターで働く場合はそれが可能です。
体力的に楽
検診センターの仕事は他の勤務先と比べると体力的に楽であることもメリットのひとつです。看護師は基本立ち仕事で座る暇がほとんどありません。病棟勤務だと患者の移動介助やおむつ交換など力仕事も多く発生します。また、ナースコールがあれば急いで患者のところに行かなければなりません。そのため、体力的な消耗が激しく身体を壊して離職する人が少なくありません。それと比べて、検診センターは採血や測定が主な業務となるので力仕事がほとんどありません。しかも、採血は座って行うので立ちっぱなしでつらいということもないのです。体力的な理由で一度現場を離れた看護師も、検診センターなら復帰しやすいでしょう。
精神的なプレッシャーが少ない
病院で働く看護師は常に患者の命に関わるプレッシャーの大きい仕事をしています。小さなミスが重大な医療事故につながるため、強い緊張感と集中力を持って業務に取り組む必要があります。それと比べて、検診センターは精神的なプレッシャーが少ないというメリットがあります。もちろん採血などを行うため気を抜いていいわけではありませんが、基本的には健康な人が対象の仕事であるため、命を預かっているというプレッシャーを感じることなく日々の業務に取り組むことができます。
